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のれんに関連した知識 のれんの選び方 生地や染めの種類

生地にこだわれば手触りも魅力なものに

のれんに使う生地には、綿・化繊・麻などの種類が用意されています。

綿には、生地の表面が鮫肌のように見えるシャークスキンや
基本的な平織りで織られる天竺木綿、厚手の生地の葛城や
薄手ではあるけれどもシルケット加工により生み出される光沢が魅力の
ブロードなど、他にも色々な種類があります。

生地の違い

暖簾に使う麻は、植物の表皮の内側や葉・茎から採取される
繊維の総称で、亜麻から作られるリネンが一般的な麻生地です。

生地にはそれぞれ手触りや風合いがあり、それをそのままの形で
のれんに生かすことができます。

ただ、お店の中などで使うときには、店名やロゴマーク、ワンポイントに
イラストなどの印刷を行うのが一般的です。

お店の業種などでは大きな文字を入れたり、店先に取り付けるのれんには
入るときと出るときでは異なるメッセージ(入るときはいらっしゃいませ、
帰るときは毎度ありがとうございますなど)を入れるのも
良いのではないでしょうか。

印刷の手法には、生成りテクスチャを表現できるインクジェットや
データ化したデザインを写真製版で版を作って印刷する
シルクスクリーン印刷のいずれかの方法で行うことができます。

なお、印刷だけでなく生成りテクスチャを求める場合は、
麻などの素材を使うことで手触りも魅力なのれんを作ることは
できますので、生地にこだわる方法もおすすめです。

のれんへの印刷はデータが必要です

のれんへの印刷は、シルクスクリーンとインクジェットの
2通りのやり方が一般的です。

インクジェット印刷は裏側に透けませんが、反転した図案を
両面に施せば裏側に透けているのと同じ、生成りテクスチャを
表現することも可能です。

のれんの裏側

逆に、裏側に透けない特性を生かし異なる文字やロゴマークを
両面に入れることもできるメリットもあります。

通販サイトを利用してのれんを作ることができるお店が
多数ありますが、デザインをパソコンで製作して、
そのデータを使うのが一般的なやり方です。

データを作るときにはイラストレーターと呼ぶ
アプリケーションソフトウェアを使うことになりますが、
通販店の中にはエクセルを使ってデータ添付を
可能にしているところも少なくありません。

イラストレーターは、高価なソフトウェアでもあり
限られた業種の中で使う専門性が高いアプリケーションです。

のれんを作るだけで導入はできない、このように考える人は
多いかと思われますが、制作会社を見つけてデザインを依頼する、
イラストレーターのデータを納品して貰い通販サイトを通じて
データ入稿といったやり方もありますし、通販店がデザインから
受けているところもあるので探してみると良いでしょう。